結果:ちょい成功
起動ディスクにはならなかったけど、まあ良いかな。(使い道が決まったので。)
そもそも、下調べが甘かった。M.2タイプのSSDが、PCIe接続の1種類しかないと思っていたのが、誤り1つ。
2つ目の誤りは、Macで起動ディスク化に成功しているのは、SAMSUNGのSSDだけであったということ。
私が購入したM.2 SSDは、こちらのWDのもの。
WD SSD 内蔵SSD M.2 512GB WD Black / PCIe Gen3 NVMe 8Gbs / 5年保証 / WDS512G1X0C
- 出版社/メーカー: Western Digital
- 発売日: 2017/03/10
- メディア: Personal Computers
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PCIeへの接続は、こちらの製品。
玄人志向 STANDARDシリーズ PCI-Express x4接続 M.2スロット増設インターフェースボード M.2-PCIE
- 出版社/メーカー: 玄人志向
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速度の結果はこちら。
SSDの公称値は、Read 2,050MB/s、Write 800MB/sですが、これはPCIeがGen3.0×4の場合。MacPro2012のPCIeは、Gen2.0なので、×4の理論値が2,000MB/sなのでこの程度なのでしょう。(Gen3.0×4の理論値は、4,000MB/sです。)
MacOS10.12では、こちらの製品は通常にはマウント出来ません。
しかし、MacOS10.13では、何もせずにマウントされました。しかし、起動ディスクには出来ない。
(OSでは認識されますが、起動時に認識されないのでインストールは出来ない。今後、ファームウエアの更新で認識されることはあるのかもしれませんが。)
OS10.12でマウントさせたい!
MacOS10.13は、現時点ではまだ出たばかりの状態で、仕事でメインに使うのはまだ早い。
ということで、10.12でマウントさせるには、下記を参考にゴニョゴニョする必要があります。
こちらを参考に、HackrNVMeFamily-10_12_6.kextを作り、/S/L/Eに入れるのですが、うまくいかない。ので、下記のユーティリティを使いマウント出来ました。
cvad-mac.narod.ru - Kext Utility
起動ディスクにしたい!
起動時に認識されないので、ブートローダーを用意し、そこに認識させるためのカーネルを入れる必要がある。
参考にするのは、「Windows機にMacOSをインストールするという夢をみる」方法。私は、OS10.5の頃に夢をみたりしていましたが、今はかなり簡単に夢がみれるようになっていますね。
まず、OS10.12のインストーラーUSBを作成し、Clover EFI bootloaderを追加。Macを起動後、Clover EFIからインストーラーを選ぶのですが、普通のHDDを選んでもカーネルパニックを起こしてしまう。
そこで、下記のツールを使いました。
アカウントをわざわざ作ってダウンロードしましたよ。
ただ、このツールを使ったら、Cloverからインストーラーがサクッと起動できました。
次に、Clover EFIにHackrNVMeFamily-10_12_6.kextを入れてみるのですが、カーネルパニック。
やり方が違うようで、kextを入れるのではなく、Clover EFIのconfig.plistに、パッチを書き込めば良いだけでした。
こちらのパッチ。
IONVMeFamily.kext bin patch data – Pike's Universum
これで、NVMeのSSDにインストールが開始できました。
が、
インストール途中の再起動で、SSDが認識されない。すなわちインストールが完了しないのです。
やはり、SAMSUNGのSSDでなければ、駄目なのか? あと一歩という所まできてそうなのですが・・・。
まとめ
OS10.13ならマウントできるNVMeのSSDですが、MacPro2012で使うなら700〜1,000MB/s程度でしかない。それぐらいなら、SATA接続のSSDを2枚RAID 0で500MB/s近くは出るわけですから、ハックしてまでNVMeを使う必要は無いのかも。
ちなみに、3枚RAIDでは
SAMSUNG SSD840PRO×3つでのRAID 0はこんな感じ。
MacPro2012のSATAは2.0なので、転送速度の理論値300MB/sの倍は出ています。
他には、SATA3.0を使う方法だってある。
これをRAIDすると、
700MB/sに近づくのです。
PCIeのアダプターはこちら。
PCI-Express ×1 Gen2なので、理論値は500MB/s。SSDの公称値は500以上なので性能を出し切っていないかも?
最後に、MacでSSDのRAID 0を4年近く使ってきましたが、故障は無かった。無理にNVMeのSSDを使うのではなく、古いMacを使う上ではSATAのSSDで良いのではないでしょうか。