中央線に乗って考える

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「iOSの広告ブロックアプリ」による減収は最大15%程度かな?

このブログは、アフィリエイトによって運営費をまかなっています。
はてなブログProの費用、レンタルサーバーの費用、ドメインの費用などなど。
はてなブログを始めてそろそろ1年、ようやく運営費が安定してきました。

 

しかし、ここに来て「広告をブロックするアプリ」が出るとか!?
せっかく伸びてきた運営費が減っていくのでは?

 

まず、現状のアクセス数の割合を把握する

現在このブログに対する、iOSでのアクセス数は40%。Andoroidでは25%。合計65%ものアクセスがスマホ・タブレットです。これは、皆さんのブログの割合と同じぐらいではないでしょうか?

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 そして、収益の50%はスマホ・タブレットからのアクセスによるものです。

クリック率や広告単価、商品購入までの容易さなとなど色々とあるのでしょうが。

 

iOS利用者による広告収益の割合は? 

今回の、iOSにおける広告ブロックアプリを、どの程度のiOS利用者がインストールするのでしょうか?そしてその影響はどのくらいか?

 

仮に一ヶ月のブログ収益が20,000円だとします。そのうちの50%、10,000円がスマホ・タブレットからのアクセスによるものです。その内の60%がiOSで、40%がAndoridです。

 

なので、iOSからのアクセスによる収益は6,000円。全体の30%です。

 

このiOS利用者の、5割の方がこのアプリを利用した場合、15%の3,000円が減ります。

まあ、5割は多い気がしますので3割だとすると、9%の1,800円です。

わざわざアプリまで入れてブロックするのは1割だとすれば、3%の600円です。

 

実際に有料アプリを購入する割合は?

では、実際に有料アプリを購入する人はどの程度いるのか?まあ、私も必要だと思うアプリは購入する方ではある。

2014年の調査ではありますが、こういったものがあります。

この調査によると、有料アプリのダウンロード経験は、iPhone47.6%、Android30.3%とのこと。

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約5割の方が、この広告ブロックアプリをインストールする可能性があるのです。
先ほどの計算では、15%の収益減の可能性があるということです。

皆さんが予想しているより多いのではないでしょうか?

さらに、機会損失はもっと大きい

広告がiOSの5割に表示されないということは、このブログでの機会損失は20%です。

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これは、iPhone率の異様に高い日本ならではかな? 20%はかなりの数字です。インターネット広告市場が1兆円規模になったと言われていますが、これが20%の2000億円分市場から無くなるかもしれない?

 

まとめ

そもそも、このようなアプリをインストールするような人は、広告はクリックしないのでは? という意見もあります。

 

しかし、スマホではスクロール中に、誤って広告をクリックしやすいのも事実です。誤操作を狙ったうざい広告でなくても、それは起こっているかもしれません。

 

だとすると、スマホからの収益はそもそも誤操作を含んでいたのかもしれない。そういった収益が減ってしまうのはしかたのないことなのかもしれない。

 

ただ、この広告を排除するような流れが、有益な無料コンテンツを減らしていくという懸念は、大いにあると思います。