ファイルのバックアップ環境改善の一環として、大容量ストレージを接続したファイルサーバー用のPCが欲しくなり、年末にMacMiniを改造しました。
自宅でのデータバックアップはNASを使っていたのですが、メインPCをMacBookProにしてからNASの遅さが辛くなってきました。それはSSDの速さに慣れHDDが遅すぎるというわけではなく、SSDの容量が少ないためデータの整理をする場がNASになってしまい、更にNASの能力が低いためデータ整理にかなりのストレスと時間を要するようになったからです。
RAIDケースで、大容量&高速化
とういうことで、使っていないMacMiniをファイルサーバーにするために購入したのはロジテックのLHR-4BRHEU3。
ロジテック HDDケース 3.5インチ 4Bay USB3.0 eSATA接続 RAID機能搭載 ガチャベイ LHR-4BRHEU3
- 出版社/メーカー: ロジテック
- 発売日: 2015/11/27
- メディア: Personal Computers
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4台のHDDが入るので、大容量化は簡単。そして、RAID0で高速化を図れればと選びました。
HDD1台の転送速度は60〜100MB/s程度ですが、RAID0で2台、3台と束ねると、2倍、3倍のスピードに!!
とりあえず、3台で250MB/sぐらい出たら嬉しいかなと、1GBのHDDを3台購入。
問題は、SUB3.0かeSATA接続か?
接続は、250MB/s程度を目指すのでUSB3.0でも良かったのですが、eSATA接続がどうしてもやってみたくなり、Mac Mini のLate2012を改造してeSATAの口を作ることに。
USB3.0の転送速度は、最大で500MB/s。一方eSATAは、SATA 3.0に対応しているのなら6Gbpsの600MB/s。(この製品のeSATAは3Gbpsだった。)
そしてeSATAは、PC内部のHDDの接続方式のSATAと同じものなので、USBでの転送のための変換が無い分、有利なのではないか?
MacMiniの改造
結果、こんな感じになりました。「しっぽ」です。
裏蓋は、3個所で留めるのですが、1個所留まっていない、浮いている状態。
私のMacMiniには、HDDが1台入っていて、もう1台分のスペースが空いている状態。
ここに、SSDやHDDを追加するには、ケーブルを追加する必要があるのですが、もちろん純正品は入手出来ないので、Amazonでこんなのを買う。
MAC Mini Server 2台目HDD/SSD 上段ベイ用増設ケーブルキット 工具付 |821-1501-A|
- 出版社/メーカー: Terios
- メディア: エレクトロニクス
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MacMiniによっては、空きスペースが下段だったり、上段だったりするので、どちらが空いているか確認してから、購入しましょう。
で、速くなるの?
結果がこちら。まず、USB3.0接続の転送速度。
次に、eSATAの転送速度。
変らない・・・。というか、USB3.0の方が若干良い!
ちなみに、HDD1台での転送速度はこちら。
RAID0で、きっちり3倍にはなりませんが、へたなSSD程度の速さはあるではないでしょうか?
まとめ
eSATAにするのは、かなりムダだったかも。そもそも、ロジテックのHDDケースが6G eSATA接続が出来ない製品だったし。
USB3.0で、何の問題もなかったわけです。
今後、SSDと3.5インチの大容量HDDで、フュージョンドライブを構築するなら、今回のケーブル引っ張りだす方式はありなのかな?
まあ、3台HDDのRAID0ドライブに、プラスSSDでフュージョンドライブしたら、安定はしなさそうなので、やるなら3TBのHDD1台のみの接続かな。
ちなみに、RAID0内のデータは、まるまるとNASでバックアップを取っている状態ですよ。(RAID0は信頼性がかなり低いので。)