昨日、はてブで話題になっていたカチョ・エ・ペペという「チーズと胡椒」のパスタを作ってみた。
ちょっと、このパスタは自分の好みではないかな。チーズ好きではありますが、ここまでペコリーノ・ロマーノをガッツリと効かせるとしょっぱい。お酒を飲んでいるときに、ワンスプーンだけ提供されたら嬉しいかも。
とりあえず、掲載の分量の1/4(パスタ60g、チーズ40g、片栗粉1g、水10g)で作ってみた。水溶き片栗粉に熱を加えてゲル化ってところが、この少なさだと難しいのか、このゲル化したものと粉チーズの混ぜ方に疑問が残る。
手持ちのブレンダーではちょっと混ざりそうもないので、とりあえずボールで練った。粉40に対してゲル10は、なかなか混ざってくれないので、結局牛乳大さじ1を加えた。加えても写真のような練り物状態。ソースではない。
なので、パスタの茹で汁を結構加えたのですが、ところどころゲルが残っている。これがきれいに混ざったところで、劇的に味が変わるわけではないので、まあいいか。
パスタに和えあて撮影したものが、TOPの画像です。チーズの香りは良いのですが、しょっぱい。口の中にチーズの旨味が広がるが、しょっぱい。
40歳台になって、好みの味が変わったのか?
ここ最近、カルボナーラを美味しく感じない。チェーン系や、レトルトパスタソースばかりで試していたこともあり、あえてペコリーノ・ロマーノで作ってみたのです。まあ、最近食べた中では美味いのかもしれないが、20代の時の「美味しい!」って感覚はまったくない。
そもそも、具材や調味料がシンプルな料理に「美味しい!」と感じなくなったのか? もしかしたら、複数の食感が楽しめることで、「美味しい!」 と感じているのか? とはいえ、具の少ないカレーやラーメンでも、普通に「美味しい!」となるのですよ。そしてチーズは好きなので、ピザやグラタンも「美味しい!」なのだ。
ハードタイプのチーズ料理で美味しいものって?
ペコリーノ・ロマーノや、パルミジャーノ・レッジャーノなどのハードタイプで、最近「美味しい!」と思ったのは、サラダにスライスされたものだった。だとすると、ハードタイプのチーズは少量を口に入れたほうが美味しいのでは? カルボナーラやカチョ・エ・ペペなどのようにソースに混ぜ込んでしまうと塩味ばかりが際立ってしまう。
あと、若い頃より塩味を欲していないし、油脂も欲してはいない。そういった観点から、もう少しシニア世代も美味しいと感じるカルボナーラはあると思うのですよ。例えば、パンチェッタを炒め、仕上げに白ワインを入れ旨味を抽出。パンチェッタは取り出して、パスタと茹で汁で乳化させ、これだけでも美味い状態にする。邪道かもしれないがブイヨンとか入れてでも、この状態で美味しいと感じるまでにしてしまう。そこに、取り出しておいたパンチェッタと、採れたて卵の卵黄、たっぷりスライスしたペコリーノ・ロマーノ、そして挽きたての胡椒。多分、こんな感じなら、今の年齢でも「美味しい!」となるのかもしれない。
そして、カチョ・エ・ペペは、ワンスプーンディッシュならありかも?